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株主優待券・配当金の魅力とは?メリットとデメリットまで解説 – Asset Management Academy

株主優待券・配当金の魅力とは?メリットとデメリットまで解説

利益を見込まずに株式投資をしようという人は、いないと思います。株式を購入するなら、なるべくトクの大きなものを選びたいものです。そんなときのポイントは、「株主優待券」や「配当金」です。株価を気にするのはもちろんですが、株主優待や配当金にも着目して、より有意義な株投資を意 識しましょう。

▼この記事でわかること

・株主優待券とは?
・株主優待券のメリット、デメリット
・配当金とは?
・株主優待券のメリット、デメリット

この記事では、「株主優待や配当金が何なのかイマイチよくわからない…」という方に向けて、 株主優待券や配当金の魅力や、それぞれのメリット・デメリットまで解説していきます。 これから株式投資を始めたいという方の参考になれば幸いです。。

株式優待券の魅力とは?企業から株主へのプレゼント

株主優待券とは、投資先の企業が株主に渡すプレゼントのようなものです。 株式投資というと、株価の上下によって売買することで利益を出すイメージが大きい人も多いと思います。 実はそれ以外にも、「株式優待券」によるメリットを期待することが可能です。

▼株主優待券の例

・自社商品
・自社店舗
・優待券
・割引券

多くの場合、上記のような商品が届きます。投資先の企業によって異なりますが、例えば食料品や外食用の割引チケット、乗車チケットなど多岐に渡ります。場合によっては企業と全く関係のない株主優待が用意されていることもあるので、気になる企業の情報は念入りに確認しておくことをオススメします。

株式優待券は企業にとっても良い仕組み

プレゼント」というと、投資先の企業側にはデメリットのように聞こえるかもしれませんが、実は両者にとってメリットの大きい仕組みになっています。 。

▼株主優待券による企業のメリット

・商品の魅力を知ってもらえる
・企業イメージを上げられる
・株主にファンになってもらえる
・他の株主への宣伝効果になる
・保有期間が延びる

企業によっては、株主限定のサービスを用意している場合もあります。特別感があるサービスを利用できるので、満足感も高いです。株主優待を目的に、下がり続ける株を所有し続けるのはベストな選択ではありません。しかし、株主優待を楽しみに気長に上昇を待つのは1つの手です。株主としてサービスを受けることで、株主であることを喜んでくれる人が増えれば、企業イメージ や株主の増加も期待できます。株主優待は、企業にとってもメリットがある仕組みということです。

株主優待券のメリットは?

それでは、株主にとってのメリットについてもお伝えしていきます。

①優待券により生活が潤う
②利回りが良くなる

それぞれについて、少し詳しくお伝えします。 。

株主優待券のメリット①:優待券により生活が潤う

招待券や商品券など、生活が豊かになるプレゼントをもらえるのは嬉しいものです。以前、株主優待券だけで生活をしているという「株主優待の桐谷さん」がテレビ出演し、反響を 呼んだこともありました。生活の全てを株主優待だけでまかなえるということは、生活にプラスしか生まれないということです。 桐谷さんほど徹底して優待券を活用できるのは珍しいとは言え、優待券によって生活を潤している人は多いです。上手に選ぶことで、株式そのものとしてのメリット以上の利益を生むことができます。

株主優待券のメリット②:利回りが良くなる

株主優待自体を金銭的な価値として換算すると、「利回りが良くなる」と表現できるでしょう。年間で利回りが10%を超える株式も珍しくありません。 利回りをうまく計算することで、株主優待券だけでも10年程度でもとが取れます。その後株式自体もタイミングよく売却できれば、かなりプラスを出すことができるでしょう。

株主優待のデメリットは?

一方で、株主優待のデメリット部分も確認していきます。

①株主優待自体が廃止・改悪される可能性がある
②株主優待のために保持し続けてしまう

それぞれ解説します。

株主優待券のデメリット①:株主優待自体が廃止・改悪される

企業自体の業績が下がれば、株主優待の内容が改悪されたり、最悪の場合は廃止される可能性も あります。 あくまで株式投資の1部として、企業全体の傾向を把握し、株主優待を楽しむ必要があります。さらに、業績が悪化し株主優待が廃止・改悪された株価は落ち込む傾向があります。反対に、株主優待の利回りが高すぎる株式は人気が上がりすぎ、株主優待が維持できなくなった ことを原因に、改悪・廃止することも。 業績は事前に確認をしてから検討しましょう。

株主優待券のデメリット②:株主優待のために保持し続ける

株主優待を目的にしすぎた結果、株価が下がり始めたのに保有し続けてしまい、損失を出してし まっては意味がありません。株主優待を軸に企業を選ぶのは得策とは言えません。業績の悪い株式は利益が出ないことが多いので、注意しながら投資に取り組んでください。

配当金の魅力とは?企業の利益を配分してくれる仕組み

「配当金」というと難しいイメージを持つ人もいますが、実はとてもシンプルです。配当金は、企業が得た利益の一部を株主に分配してくれる仕組みを指します。 株主の持っている株数に比例して分配されるため、株数を持っているほどもらえる額が大きくな ります。例えば、1株ごとに100円の配当がある場合、10株持っている人は1,000円、100株持っている人 は10,000円というように、配当金が割り振られます。企業の利益に依存する部分も多いため、企業の業績が良いほど配分額は高く、赤字であれば配分 は無いことも珍しくありません。企業は、売り上げの一部を企業に蓄え、一部を株主に配分するよう動きます。長期的にみて、業績が安定・上昇する企業の見極めが重要です。

配当分のメリットは?

配当金のメリットは主に、安定して収益が出ることにあります。

①インカムゲインに期待できる
②キャピタルゲインよりも安定感がある

それぞれについて解説します。

配当分のメリット①:インカムゲインに期待できる

株式の値上がり益を「キャピタルゲイン」、配当分や株主優待券による利益を「インカムゲイン」 と呼びます。 数年単位で「キャピタルゲイン」を期待している投資家にとっても、保有期間に「インカムゲイン」 として収益が入ることで、最終的な利益を最大限に期待することができます。

配当分のメリット②:キャピタルゲインよりも安定感がある

投資家は常に、株式の動きにハラハラし続ける必要があります。一方で配当分や株主優待券は比較的安定しており、利益の減少リスクが少ないです。業績は確認し続ける必要がありますが、インカムゲインに軸を置く投資家であれば、四六時中株 価を確認する必要はありません。

配当分のデメリットは?

一方で配当分のデメリットについても確認しましょう。

①急な経済状況の変動には対応できない
②減配・無配になる可能性はある

それぞれ解説します。

配当分のデメリット①:急な経済状況の変動には対応できない

2020年に起きた新型コロナショックなど、経済状況の悪化により株価が落ちた場合には、配分率 が減る可能性も高いです。 逆に、配当分が減少した場合には株価が急速に下降する可能性があります。

配当分のデメリット②:減配・無配になる可能性はある

インカムゲインはキャピタルゲインと比べて安定しているとは言え、減配や無配になる可能性はあります。安定だろうとあぐらをかいていると、大きな損失を出すことも。 定期的に業績の確認は必要です。

株主優待券と配当分は魅了が大きい!

株主優待券と配当分は、株式投資を開始する際に合わせて確認すべき事項であることがわかっていただけたと思います。両者の魅力を最大限に活かして、生活をより豊かにしてください。